去る5月19日有楽町朝日ホールで行われた『奇跡のひと マリーとマルグリット』チャリティ試写会に
秋篠宮妃殿下と佳子内親王殿下がご来臨、一般公開より一足早く映画を鑑賞されました。
日頃から映画がお好きだという両殿下と並んで映画を鑑賞する機会をいただいた関係者から、お二人のご様子を伺いました。
Q:秋篠宮妃殿下は本作についてどんなふうに語っておられましたか?
福島理事:
秋篠宮妃殿下は、上映中ときおり声を出して笑われたり、主人公のマリーが母と父にパズルを使って言葉を伝えるシーンでは、涙を流されているご様子でした。
鑑賞後には『大変奥深いお話しでした。命と言葉はつながっているということを感じました。物語ではシスターのマルグリットがマリーを教育する役割でしたが、ラストでは立場が変わりマリーが恩返しをするラストシーンと、言葉にできないくらいの二人の関係に感動致しました。』と感想を述べられていました。
Q:佳子内親王殿下のご鑑賞中のご様子など、教えてください。
河村:
佳子内親王殿下は映画の上映前に、以前よりヘレン・ケラーに関わる書籍等も読まれており、本作とヘレン・ケラーとの違いなど、本日の鑑賞を非常に楽しみにされていたと仰っていました。
また、本作の権利をどのように購入したのかということにも、ご興味をもたれているご様子でした。ご鑑賞後も、目を潤ませておられ興奮気味に感想を語られていたのが印象的で『手に触れられるものだけではなく、神や人間の心、命など、手に触れられないないものについても手話を通して伝えることが出来るのだと感銘を受けました。マルグリットの願いをマリーが継承していくラストシーンも素晴らしいですね。』と感想を語られていました。
尚、この度の試写会には全国盲ろう者協会より後援をいただき、ロビーにて募金も行いました。
映画公開後は、一部上映劇場にて映画オリジナル缶バッジを販売、売り上げの一部を同協会に寄附いたします。